HOME > 慰謝料請求の文例・雛形 > 慰謝料請求の内容証明 > 名誉毀損の内容証明

以下に、名誉毀損した相手に対する慰謝料請求の、内容証明の一例を記載します。


名誉毀損に対する慰謝料等請求通知書

令和●●年●●月●●日


被通知人
 東京都●●区●●町●丁目●番●号
 丙山 次郎 殿

通知人
 東京都●●区●●町●丁目●番●号
 丁川 太郎

 冠省。

私は、貴殿に対し、各々、以下のとおり申し入れいたします。

 貴殿は、インターネットのツイッター上で「〇〇〇〇」というハンドルネームを使用し、●●●●年●月から●月頃にかけて、私の実名を挙げて、「●●で万引きしているのを見た」「職場の●●さんと不倫している」等と、業務時間中に、誰でも閲覧できる書き込みを行いました。
 これらの貴殿のカキコミは、いずれも事実無根のデタラメであり、何らの根拠もない誹謗中傷であるとともに、公然と行われたものであり、具体的な事実を摘示して私の社会的評価を低下させたものでありますから「名誉棄損」に該当します。
 私は、貴殿のカキコミにより職場内で悪いうわさが広がり、声をかけても無視されたり、距離を置かれたりなどしており、業務にも多大な支障をきたす状態に追い込まれており、夜も眠れず食事ものどを通らないなど、日常生活まで脅かされる日々が続いており、私が被った精神的苦痛は、とても言葉では語りつくせないものであります。

そのため、私は貴殿に対し、以下のとおり要求します。

【要求】
ツイッター上に、これまでの投稿が事実に反する嘘であったことを認めた上での謝罪文を投稿掲載し、上部固定の方法によって告知してください。
慰謝料その他の損害賠償金として金●●●万円を、本書面受領後1週間以内に下記の指定口座に振込送金の方法によりお支払い下さい。

なお、上記の要求は、あくまでも裁判外での早期解決を図るために提示しているものであります。
よって、もしも、貴殿が期限内に送金と謝罪文の掲載を履行完了されない場合、やむを得ず、弁護士に一任の上、慰謝料請求の民事訴訟を提起するなど然るべき法的手段を講じる所存ですし、その場合には、上記慰謝料の増額のみならず、退職を余儀なくされたことにより本来得られたはずの賃金相当額を損失したものとして、その逸失利益や弁護士費用、訴訟費用も付加しての請求となりますので、ご承知おき下さい。
また、あわせて、株式会社●●●●に対しても使用者責任(民法第715条)を求めざるを得なくなり、その場合、貴殿は同社から賠償の求償請求や懲戒処分を受ける可能性がありますので、申し添えます。
以上、宜しくお願い申し上げます。

銀行名●●●●銀行
支店名●●●●支店
預金種別普通預金
口座番号●●●●●●●
口座名義●● ●●

草々



慰謝料請求jp サイト内メニュー

慰謝料の種類・類型 不倫・婚約破棄・セクハラ・傷害など、慰謝料の主たる種類・類型に関しての詳細説明・個別解説。
慰謝料の基礎知識 慰謝料とは何か、慰謝料の相場・算定方法、判例、請求方法、等の基礎知識。
雛形・文例 慰謝料請求に関して必要となる一般的な文書(内容証明・示談書・告訴状)などの雛形サンプル。
事務所概要 当事務所の概要、アクセス方法、および、代表者ご挨拶